【サンゴの産卵】ナイトダイビングで見ると、まるで銀河の星の様な雰囲気!

みなさまはサンゴについてどの様な印象をお持ちでしょうか?

なんだか岩や植物みたいに見えますよね。
サンゴといえば、海に咲く花の様に華やかで美しいものとも言えます。

夜のナイトダイビングやナイトシュノーケルはまた違う世界のような雰囲気でサンゴの姿がまた違って見えてきます。

目次

サンゴは生き物

サンゴは生き物であり小動物の仲間なのです。

「サンゴの家」とも言われ海の生物の住む家としての役割もあり、クラゲやイソギンチャクと同じ分類の「刺胞動物門(しほうどうぶつもん)」の一種です。

サンゴには、小さな花のようなものが固まって並んでいるものがあります。それを「ポリプ」という個体として独立した動物なのです。

サンゴの生態と産卵について

サンゴは他の生き物とは違い固まって暮らしているので、餌を食べるときは手を伸ばしてプランクトンを食べて生息しています。
日中はポリプを閉め、夜になるとエサを捕まえるために触覚を広げて攻撃をします。

他のサンゴを攻撃することもあり、そして子孫を残すために卵を産みます。

今回は「サンゴの産卵」についてご紹介します。皆様はサンゴの産卵についてどの様に想像しますでしょうか?

もちろん、サンゴは生き物なので産卵し子孫を残します。どの様にサンゴが産卵するのかは、「ハンドル」といった精子と卵が入った無数のカプセルを放出します。

それが海の中を広がりゆっくりとゆらゆらと水面に向かって産卵します。それはまるで銀河に広がる星の様な幻想的な光景の海をイメージさせます。

サンゴの産卵は主に満月の夜に行われます。

それは、多くの子孫を残すために潮の流れに乗って産卵しているのです。

つまり大潮(潮のみちひきがもっとも大きい時期のこと)の時に一斉に産卵するのでことで、これこそが幻想的で流れる星の様に卵が一斉に産卵されます。

また、2018年のサンゴの産卵予想日が様々な情報から出ていまして、時期は主に4月末頃から10月までの満月の時が狙い目とは言われていますが、実際は満月あとが多いです。月末から月初の時期に当たります。

日本で観られるサンゴの産卵は主に沖縄の離島

日本でサンゴの産卵が見れるのは主に亜熱帯の海でもある沖縄の離島、慶良間諸島や座間味島、西表などになります。
中でも有名なのが石垣島のサンゴ礁になります。

また、実際に見ることができるのは石垣島のダイビングショップで、ナイトダイビングを申し込み、時期と潮のみちひきが合えば観ることができます。

石垣島は、サンゴ礁が島を囲う様に広がっていて、青々とした海が印象的です。

昼間はダイビングやシュノーケルなどで、サンゴ礁を見るとサンゴと共にクマノミやウミガメが見ることができます。

夜になるとサンゴの産卵時期には銀河に広がる宇宙の様に、卵が星の様にゆらゆらと水面に向かって飛び交う光景に出会うことができ、昼も夜もダイビングを楽しむのに最適な場所になります。

主なサンゴの種類

石垣島に生息している主なサンゴの種類について紹介します。

サンゴの種類も多数ありますが、中でも石垣島で生息し、産卵の様子が観られるサンゴの種類と主な産卵時期について紹介します。

ハナガササンゴ

ポリプが花の形になって根元まで白く、花束の様な形をした見た目が美しいサンゴの一種です。ポリプの長さが3から4㎝まで伸びてゆらゆらしています。

産卵の時もゆらゆらしてウェーブを描き、一斉に放ちます。主な産卵期は7月から8月にかけて観られます。

ミドリイシ

もっとも多く観られるサンゴの種類で、サンゴの中では唯一骨格を持ち枝の様な形をして枝サンゴって一般的に言われいる種類です。

赤や緑、白色をしていて海の中が色鮮やかな草原の様に見えることもあります。成長が早く、産卵期は主に5月から6月に観られます。

アザミサンゴ

ポリプがひとつひとつ大きいものになり、夜になると強い刺胞を放ち、触手をながく伸ばします。

卵はしろやピンクをしているのと、大きな粒の様な卵が産卵します。

産卵期は主に7月から8月にかけて、満月から1週間後にかけて観られます。

キクメイシ

ポリプの大きなイシサンゴの一種で、菊の花がまとまった石の様に見えるサンゴです。

ミドリイシよりも大きく薄いピンクの卵で迫力があるものになります。

産卵期はアザミサンゴと同じく主に7月から8月にかけて観られます。

サンゴの産卵を狙うならナイトダイビング

サンゴの産卵の様子が見られるのは主に満月の夜になります。

石垣島のダイビングショップでは、サンゴの産卵期にあたる4月から10月にかけて産卵を狙うために、ナイトダイビングのツアーが組まれることがあります。

ナイトダイビングは昼間に観られない幻想的で神秘的な世界の様な海の中が見れることもあり、ダイバーにとっては肉眼ではもちろんのこと、カメラや動画など狙いたいシーンを撮りたい人が集まります。
また、夜の魚は寝ていることもあり、動きはゆっくり泳いでいたりします。

エビやカニなどの夜行性生物にも出会えて、素敵なシャッターチャンスも狙えます。

もちろん、サンゴの産卵はまさに幻想的で神秘的な世界をこの目で体験できるのは、石垣島のショップならではのプランですので、時期と潮のみちひきを狙って潜ってみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次