コブシメって何?沖縄で観られるコブシメの生態や恋愛について

コブシメってなんだかわかります?
昆布で締めたお惣菜ってコンブジメ!って思った方もいたかなと、、、

ちなみに、コブシメは大型のコウイカのことであり、大きいものだと体調は50cmから60㎝もある軟体動物なのです。

イカといえば「アオリイカ」や「ダイオウイカ」など普段聞くイカを思い出しますが、コブシメは主に九州南部や沖縄地方に生息していますので、本州に住んでいる人にはなかなか馴染みがないかと思います。

では、コブシメについてお話します。

コブシメってどんな生物

コブシメの産卵

主に沖縄地方に多く生息し、食用として墨が多くとれるため郷土料理の「イカの墨汁」をはじめ、刺身や天ぷら、炒め物などとして食べられています。

「コブシメ」の名前の由来は、沖縄地方では昔から「甲羅をかじるもの」として「クブシミ」と呼ばれていました。

それを現代の呼び方に変えて「コブシメ」と呼ぶ様になりました。

コブシメのオスとメスの見分け方についてですが、オスの方が体大きく見分けがつきやすいですが、中にはメスより小さいオスもいます。
ですが、エンペラー(胴体のについてるヒレの部分)の縁が白い方がオスなのです。

普段は泳ぐことがあまり得意ではないので穏やかな海峡を好んで生息しています。
サンゴ礁付近でエビやカニ、小魚を好んで食べてますが、時に大きな魚を捕まえることがあり奪い合って相手の腕まで食べてしまうこともあります。

目次

コブシメの産卵について

コブシメの産卵は主に春先から夏頃にかけてになります。

石垣島ツアーガイドAll Blue(オールブルー)さん(@ishigaki.allblue)がシェアした投稿 – 2018年 4月月11日午前4時55分PDT


普段は水深の深いところに生息していますが、産卵期である春先にはダイビングやシュノーケルでも観れる水深まで上がってくることもあります。
ポイントによっては多い時には10杯ものコブシメに出会うこともできます。

繁殖シーズンになると、オスがメスの取り合いを始め、勝ったオスがメスと交尾を始めます。産卵は枝サンゴの間に2、3日かけて産み続けます。

生み続けている間も、威嚇のために体の模様を変えたオスが交尾を迫ってくることもあります。
産卵期に実際にこの様な光景が見出会えたら面白いですね。

また、コブシメは約70日後にハッチアウト(卵の孵化)が始まります。
しかしコブシメ卵を数回生んでしまうと死んでしまいますので、寿命は短く1年から2年になります。

コブシメは本州の水族館でも観られます

沖縄に行かないと観れないのかと思いきや、本州の水族館で観られるところもありました。

鳥羽水族館

三重県鳥羽市にある飼育種類数が日本一の水族館になります。
3年ぶりにコブシメの産卵に成功し、2018年2月にコブシメの赤ちゃんの展示を開始したところ人気を集めています。

「コーラルリーフダイビングゾーン」という天井と左右と正面が覆われた熱帯の海を表現したコーナーがあります。
そこにはアオウミガメやクマノミ、ナンヨウハギなどの熱帯に住む魚達を展示しています。
もちろんその中にコブシメも一緒に展示しております。

産卵の様子やコブシメを実際に海で見るには、産卵の様子は流石に水族館では見られないかと思いますが、コブシメが見られる日本の海は九州南部から沖縄西太平洋川の海で見ることができます。コーラルリーフダイビングゾーン

ではどこのポイントが見やすかというと、実はコブシメ自体が定着するポイントはあまなりないと言われていまが、石垣島にちゃんと有名なポイントがあります。

産卵シーズンには繁殖のためダイビングやシュノーケルツアーで見られる3メートル付近の浅瀬のサンゴ礁域に観られます。

沖縄方面の主なダイビング、シュノーケルスポットしては慶良間諸島、西表島、石垣島などのサンゴ礁域になります。
その中で有名な石垣島のコブシメが観られるポイントを紹介します。

石垣島では島の西部に当たる大崎・屋良部崎エリアに当たるポイントで「大崎ハナゴイリーフ」や「大崎ハナサンゴ」といったサンゴ礁エリアで観られます。
見れる時期があるのでコブシメポイントと言う人らもいます。

オールブルーではそんな人気のコブシメをウミガメとマンタさらに幻の島に行けちゃうシュノーケル・ダイビングツアーやっています!
(石垣島のコブシメの産卵期は3~5月頭はコブシメの威嚇と求愛や交尾と産卵シーン)

おすすめは、ダイビングですがシュノーケリングも見れますよ。

参加したい方はこちらまで、

繁殖シーズンに当たる春先には、このポイントに行くと狙い目は主にコブシメの繁殖行動や産卵などのコブシメの自然の中での姿が観られます。

コブシメが目の前で交尾や産卵が観ることができるのはこの時期のみになります。

また、コブシメはイカの仲間でも大きい50cm以上の大きさを持つ生物なので、観た目や泳ぐ姿はダイナミックで迫力があり、コブシメを初めて見る人はびっくりするでしょう。

産卵期のコブシメのオス同士で争うのですが、時にダイバーに向かって威嚇することもあります。

石垣島ツアーガイドAll Blue(オールブルー)さん(@ishigaki.allblue)がシェアした投稿 – 2018年 4月月8日午前4時17分PDT

まさに男同士(オス同士)の戦いは、恋愛ドラマが激しくなる光景に見えるでしょう。産卵期のコブシメのオス同士で争う

また、大崎・屋良部崎エリアにはムラサキウミコチョウやウデフリツノザヤウミウシなどのカラフルなウミウシたちや、ハナダイ、スズメダイの仲間たちが群れを作り生息していますので、ダイビングとしても楽しめるポイントになります。

1人の女性を奪い合う様な、メスを奪い合うオスのコブシメドラマ、まさに海の中での愛の戦いの様なネイチャーシーンをこの時期だからこそ、石垣島の海で是非ご覧になってください。

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